言語にまつわる2つの立場
2009年 03月 22日
言語について1つの対立が姿を見せている。1つは言語不変派であり、もう1つは言語流転派である。
前者の典型例は、現在の若者が使っている日本語はおかしいという人びとである。しかし、これは、最初に使われていた言語からまったく変化を許容しないという立場であるため、自らが使用する日本語もおかしいと言っていることになる。他方、後者は、そうした人びとを批判し、歴史を見れば言語は移ろってきたのだと主張する。しかしそうすると、あるものをAを言う人が1分後にそれをBと言い、さらに1分が経過したときにはCと言ったとしてもよいという主張も含むようになるため、言語が成立しなくなる。
いずれも隘路であるように思える。これら2つの立場以外の第3の立場があるのだろうか。それとも、それら2つの立場の1つ以上に対する私の解釈が誤っているのだろうか。
前者の典型例は、現在の若者が使っている日本語はおかしいという人びとである。しかし、これは、最初に使われていた言語からまったく変化を許容しないという立場であるため、自らが使用する日本語もおかしいと言っていることになる。他方、後者は、そうした人びとを批判し、歴史を見れば言語は移ろってきたのだと主張する。しかしそうすると、あるものをAを言う人が1分後にそれをBと言い、さらに1分が経過したときにはCと言ったとしてもよいという主張も含むようになるため、言語が成立しなくなる。
いずれも隘路であるように思える。これら2つの立場以外の第3の立場があるのだろうか。それとも、それら2つの立場の1つ以上に対する私の解釈が誤っているのだろうか。
by l-game
| 2009-03-22 06:14
| 懐疑論思想チップセット