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懐疑論思想チップセットを埋め込んでやる。


by l-game
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スマイリーの正体

  最近話題のスマイリーさんとは?

  (a) 涙そうそう傭兵団団長スマイリー
  (b) Oisixが扱うスマイルハンバーグの擬人化
  (c) 『コードアヌス』に登場するアナリー岡田
  (d) スマイリー菊門

  (d)のスマイリー菊門さんのことなら興味しんしん丸である。
  スマイリー菊門さんについては私も多くを知らない。闇のアナル大公とも呼ばれる彼女は、マンコではなくアナルから誕生したふたなりであるそうである。現在では、世界中のセレブという、嘲笑されているが大金を保有する人びとのアナルを極秘裏に分析・鑑定するハイパー・リアル・アナリストという職に就いて富を蓄積する傍ら、裏ではアナル・ハッキングを繰り返しているという。このアナル・ハッキングの手口のなかには、表の顔であるアナリストの仕事に繋がる種類のものも含まれるらしい。つまり、自作自演を行っているというのである。
  私は、超ウィザード級アナル・ハッカーとしての彼女が用いるというアナル・ブレイカー(特殊な男根)の呼称を耳にしたときに、裏社会の弁護士、ジェネラル石井総統を想起して勃起してしまったが、もしかして何らかの関係があるのだろうか?
  「女子高生コンクリ殺人事件」という言葉がふっと思い浮かんだが、たぶん気のせいだ。だいたい、何のことかわからないし。そういう「わけの分からない気取り」(副島隆彦)でものを言っていると警察に逮捕されます。ここは、警察の言うことは絶対確実に正しい、という設定のゲームに強制的に参加させられる世界らしいのでね。'`,、'`,、('∀`) '`,、'`,、

  以上は、第四世代人工無脳であるとされるパトリック・山崎・ナオコーラサワーさんの代筆のようなものであり、あたくしが考えたわけじゃあござぁーせん。上記文章を私が独自に考え出し、私の自由意志で公開したとする説は事実無根であり、冤罪です!(><)

  デカルト「それはまだ疑える。」
# by l-game | 2009-03-02 06:20 | 戦略的ネタ

オタクとは何か。

  ある定義:オタクやオタク文化が謂れのない迫害にあっている時、自分の事として腹立たしいと思う人がオタク。

  この論法をより形式化すると次のようになる。

  ○Aが謂れのない迫害にあっているときに腹立たしいと思うすべての者はAである。
  ○Aでないならば、Aが謂れのない迫害にあっているときに腹立たしいと思わない。

  したがって、この論法が正しいならば以下のことが導かれる。

  ◇黒人や黒人文化が謂れのない迫害にあっている時、自分の事として腹立たしいと思う人が黒人。

  これを白人に適用したのが下記である。

  ◆黒人や黒人文化が謂れのない迫害にあっている時、自分の事として腹立たしいと思う白人は黒人である。

  !?

  「黒人」と「白人」という部分にはほかの語と入れ替えてもよい。非常に滑稽な命題が量産されるであろう。

  ただし、冒頭の定義が依拠している形式は、オタクのように、曖昧で、明確に規定されていない対象に限定されるものであるという可能性はある。(白人や黒人は、呼称自体は便宜上のものであるが、おそらく背後から生物学によって支えらている。)


  追  記


  本文についてOtabaにも投稿したところ、以下の反論があったので掲載し、再反論する。

はじめまして、コメントさせていただきます。長文でもうしわけありません。

論法を形式化するときに、冒頭で「自分の事として」という一文を抜いたのは意図的にでしょうか。

Aが謂れのない迫害にあっているときに→「自分の事として」←腹立たしいと思うすべての者はAである。

自分の事としてというのは、「まるで自分の事のような気分になってしまう」という意味だと思いますが。

付け加えてから当てはめると、黒人が迫害されているときに、「ああ、これはなんだか自分が言われているような気がするぞ」と思う白人は居ないので、適用できない気がします。

黒人や黒人文化が謂れのない迫害にあっている時、腹立たしいと思う白人は「他人の事ながら」腹立たしいわけで、自分の事ながら腹立たしい訳ではないので、当てはまりません。

この定義自体に賛成するわけではないですが、
普段「俺はオタクじゃない」と言っている人が、オタクが迫害されているのを見て、「なんか俺が叩かれている気がする、ムカつくわ」と思ってしまったら、あんた自分で自分がオタクって無意識に認めちゃってますよ。
って事が言いたいんだと思いますが、それなりに真実をついている気が。

ちなみに当てはめるときにも致命的なミスがあるように思います。

AやA文化が謂れのない迫害にあっている時、自分の事として腹立たしいと思う人がAとなっている文章に白人と黒人を当てはめていますが、これは。

AやA文化が謂れのない迫害にあっている時、自分の事として腹立たしいと思うB人がA

Aだけで論理を作っていたところに突然Bです。

このような形に書き換わっているように思います。この形式は最初の形から逸脱しており、非常に滑稽です。

オタクやオタク文化が謂れのない迫害にあっている時、自分の事として腹立たしいと思うアルミ缶がオタク

この形です。もちろんアルミ缶はオタクではありません。物です。
ちなみに。なぜか新しく加えられたBの要素を取り除いたもの

■黒人や黒人文化が謂れのない迫害にあっている時、自分の事として腹立たしいと思う人は黒人である。

以外に普通です。
この人が生物学的に自分のことを誤解していなければ、論理的な穴はありません。(多分)

  この反論の論点は2つである。以下に再反論とともに示す。

  (1) 私が示した論理形式は、私が取り上げた定義の論理形式と異なる。
   ⇒私が想定していた状況は、他者の言明は彼が採用している誤った前提や世界了解に基づいて行われているのだと判断したときに、自らがその言明の対象(ここではオタク)となるという認識(自らの主観を通した他者の主観)を持つに至り、その結果として腹立たしく思うというものである。また、「黒人が迫害されているときに、『ああ、これはなんだか自分が言われているような気がするぞ』と思う白人は居ない」というのは独断である。(論理の話をしているのであるから、反論者の実感やそれに基づく結論など知ったことではない。)
  (2) 私が示した論理形式の適用の仕方は誤っている。
   ⇒具体的には、「黒人や黒人文化が謂れのない迫害にあっている時、自分の事として腹立たしいと思う白人は黒人である。」の白人の部分が誤っているとのことであるが、「この人が生物学的に自分のことを誤解していなければ、論理的な穴はありません。(多分)」と自ら補足しているとおり、独断による反論となっている。また、「この人が生物学的に自分のことを誤解していなければ」という部分自体も、生物学が絶対確実に正しいと論証できない限り独断である。なお、私が「黒人」、「白人」という語を持ち出したのは私の主観(この主観には、私の主観を通した他者の主観を含む)による分類に基づくことを付記しておく。
# by l-game | 2009-03-02 06:19 | 懐疑論思想チップセット

分析哲学の威力

  ニュース速報+板で宣伝活動をしているときに関連スレとして表示されていた「銭ゲバ」というテレビ番組についてのスレッド・タイトルを見て即座に反論を思いついた。
  反論とは、スレッド・タイトルのなかにあった「金だけ信じる」という文言に対してのものである。
  その骨子は次のとおりである。

  【前提】「金」の読み方は、「きん」ではなく「かね」であるものとする。

  「金を信じている」という言明の背後には「貨幣制度を信じている」という前提がある。
  そして、「貨幣制度を信じている」ならば、「その貨幣制度を同調的な仕方で成立させている(※)人類社会を信じている」ことになる。(※※)
  それゆえ、この世界においては「金だけを信じている」という事態は成立しない。

※社会システム論を考慮するならば、この表現は十全とは言えない。
※※なぜなら、貨幣制度は人類社会があることを前提しているから。(むろん、人類社会以外の何かであっても貨幣制度を確立することができるかもしれない。その場合には、人類社会をその何かに置換すればよい。要するに、貨幣制度は他のすべてと独立して成立しているのではないということが重要なのである。)
# by l-game | 2009-03-02 06:17 | 懐疑論思想チップセット
  2ちゃんねるの裁判員制度についてのあるスレッドに以下の書き込みがあった。


363 :傍聴席@名無しさんでいっぱい:2008/11/09(日) 16:23:49 ID:C12d8RYS0
ヒヒヒ
今から楽しみだな。
おれみたいな最悪な人間一杯居ると思うから
滅茶苦茶になるだろうな。
法律に触れない程度にセイゼイ憂さ晴らしやってやろうっと


  しかし、「おれみたいな最悪な人間一杯居る」というのは憶見であろう。

  (1) 「おれみたいな最悪な人間一杯居る」という文からは「おれは最悪な人間である」という文を抽出することができる。
  (2) 最悪とはもっとも悪い何かである。
  (3) もっとも悪い何かは質的に1つしかない。
  (4) 質的に1つしかないにもかかわらず量的に1つでないならば、それらは同一である。
  (5) 同一であるとは関係性ではない。
  (6) したがって、それらは量を除くすべてについて一致していなければならない。
  (7) >>363と同一であるもの/ことは>>363をおいてほかにない。
  (8) それゆえ、「おれみたいな最悪な人間一杯居る」という命題の真理値は偽である。


  反  論

  上の議論が正しいとすると、たとえばこの世界のレモンは少なくとも品種が1つでなければならない。しかし、実際はそうでない。それゆえ、上の議論は誤っている。

  残された問題は、いかにして各種各様の人間が最悪であると決定されるのかというものである。
# by l-game | 2009-03-02 06:16 | 懐疑論思想チップセット

「雑誌のカラー」問題

  各漫画雑誌にはおのおのの「カラー」があると言われるが、この命題が真であるというのは疑わしい。漫画雑誌の「カラー」というのものが「その漫画雑誌に掲載されているすべての漫画に共通する項」であるならば、「カラー」が成立しているという状況は次の2種類を想定することができる。

  (a) 創刊時にあったとされるカラーが変化していない場合
  この場合、その漫画雑誌は時勢などの影響をまったく受けず、したがって創刊時の特徴から変化しないのでなければならないが、そのような漫画雑誌がこれまであっただろうか?

  (b) 創刊時からカラーが1回以上変化している場合
  これが成立するには、その漫画雑誌の古い作品が一斉に終了し、その次の号から新しい作品が一斉に開始されねばならない。なぜならば、古い作品が1つでも残っていてなお1つのカラーで統一されている場合、新しい作品は古い作品と同一のカラーを有していることになり、したがってカラーが創刊時から変化したとは言えないためである。
# by l-game | 2009-03-02 06:14 | 懐疑論思想チップセット